第9話振り返り:中本を拒否した大山の強さと幼い健人に見せた深い愛
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中本を拒否した大山の強さと幼い健人に見せた深い愛
2018年、大山(北村一輝)の警察手帳と一緒に見つかった白骨はDNA鑑定により大山のものと断定され、遺骨は健人(坂口健太郎)と美咲(吉瀬美智子)によって年老いた父親のもとへ。
美咲は失踪前の大山から言われた
「今週末には全て解決するから、ゆっくり話そう」
という言葉を何度も思い出していました。
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大山の遺品から見覚えのある焼き肉屋の名刺を見つけた健人。
そこは、苗字を母親の旧姓・三枝に変え、叔父の家に預けられた11歳の健人が、高校卒業までオムライスを食べに通った顔馴染みの店でした。
久しぶりに来店した健人との再会を喜ぶおかみ(濱田マリ)は、大山のこともよく覚えていました。
幼い健人が1人で来店してオムライスを注文したため不審に思うおかみに、大山は
「あの子にオムライスを食べさせてやって」
と十分すぎるほどのお金を渡してきたとのこと。
その後もオムライス代金を払い続けた大山は、陰ながら孤独な健人を見守っていたのです。
大山との繋がりに胸を熱くした健人は
「僕は、ずっと1人だと思っていた。でも、そうじゃなかった」
と涙を流すのでした。
その夜、大山とトランシーバーで繋がった健人は
「集団暴行事件の捜査を続けると危険です。手を引いて下さい。大山さんには幸せになって
欲しいんです」
と伝えます。
しかし大山は
「危険でも事件の捜査は続けます。僕も三枝警部補の幸せを祈っています」
と返答するのでした。
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2018年、健人と美咲の前で、被害者の井口奈々(映美くらら)は
「事件の主犯格は小川開発社長の息子」
と証言。
しかし、夫や子供の存在を理由に真実の公表を拒否。
少年院にいた亮太から励ましの手紙を受け取っており自殺は考えられないと言い残し、去っていきます。
奈々の話から亮太の他殺を疑う健人……。
2000年、大山が小川について調べていることに気づいた中本(渡部篤朗)は、
「上手く立ち回る人間になれ。」
と警察の暗部へ誘いますが、
「犬になるつもりはない」
と吐き捨てました。
その頃、少年院から出所したばかりの亮太(神尾楓珠)は、友人の斉藤祐也から真犯人の証拠入りの袋を渡されます。
驚いた亮太は大山に連絡。
電話の内容を盗み聞きした岩田(甲本雅裕)は、亮太の自宅に向かう大山を捜査会議に出るように命じて足止めしました。
そして、岩田から連絡を受けた人物が亮太のもとへ……。
2018年にいる健人は、岩田が死亡した亮太の血液サンプルの分析を病院に依頼していたこと、
血液からは大量の精神安定剤と抗凝固剤が検出されていたことを知ります。
精神安定剤で亮太を眠らせた犯人が手首を切った後、血液が固まらないように細工までしていたのです。
亮太が死亡した時間が迫る中、大山と繋がった健人は
「兄を助けてください」
と悲痛な叫び声を上げます。
トランシーバーから聞こえる大山の声に驚愕する美咲……。
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