プロ野球の試合後の使用済みボールはどうなるのか知ってますか?
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プロ野球中継を見ていると、ちょっとした事でボールが交換されています。ファールチップして交換、フォークボールがすっぽ抜けてワンバウンドしただけで交換。ホームランボールはキャッチした観客が持ち帰る事ができるし、球団によってはファールボールもプレゼントしてくれるところもあります。
しかし、あの交換され、使われなくなったボールは一体どこへ行ってしまうのだろうか?
試合に使ったボールは、全て練習用に使われるそうです。さらに、練習球として使い物にならなくなると、選手やスカウトを通じて高校に寄付されるそうです。つまり、球団がボールを破棄することはほとんどありません。
1試合に使われるボールの数は、6ダースから7ダース、つまり80球弱だそうです。雨の日にはボールが汚れるので、二割程度増えるらしいです。ちなみに、ボールはホームの球団が用意する事になっています。
なぜ「推定年棒」なのでしょうか?
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新聞などで伝えられるプロ野球選手の年棒には必ず「推定」の二文字が付いています。なぜ推定なのでしょうか?
他人の給料は気になるものです。でも、自分の給料の額は言いたくない。それはプロ野球選手も同じ事です。
しかも、球団と契約を交わす際に用いられる「統一契約書」の中には「金額は公表しない事」という項目があります。
もちろん、元巨人軍の松井選手の様に、記者会見できちんと自分の年棒を発表する選手もいます。しかし、発表したがらない選手の方が多いのです。
それでは読者や視聴者は納得してくれないから、記者達はあの手この手で探り出しにかかります。
取材の条件は各社それほど変わりがないから、取材の結果に出てくる金額はどこの新聞、テレビでも同じ様なものになります。ただし、それが正しい金額かどうかは藪の中です。
そこで、「推定」という二文字を入れざるを得なくなるという訳です。
シーズンオフに移籍でもめるのはどうしてなのでしょうか?
プロ野球でシーズンオフになると、必ず一人や二人が、移籍問題で球団ともめます。最近は、メジャーリーグという選択肢もできたから、今後はさらに、この様なもめ事が増えるのではないだろうか?
実は、プロ野球会の法律「野球協約」には、「プロ野球選手の保有権は球団に属する」と定められています。つまり、選手は球団のもので、自由に移籍する権利はない、という事なのです。
しかし、これでは「職業選択の自由」に反するという事で、1993年にFA(フリーエージェント)という制度ができました。
これは、年間出場選手登録150日を9年続けた選手は、自由に球団を移籍する事ができる、という制度です。巨人からニューヨークヤンキースに移籍した松井選手も、このFA制度を利用して移籍しました。
ちなみに「自由契約」でも他球団に移籍する事はできますが、これは早い話がクビになったという事です。クビになった選手を採ってくれる球団は、なかなかないようです。
また「任意引退」は選手の意思により引退する事です。この場合は、他球団に入る為には引退した球団の了解が必要となります。
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