相撲で使ってはいけない相撲の禁じ手とは?

相撲で使ってはいけない相撲の禁じ手とは?

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相撲は元々、闘う目的よりも豊作を願い、神に奉納する神事として行われていました。だから、K1やプロレスなどの様に何がなんでも勝てばいいというわけではありません。使ってはいけない技、禁じ手が次の通り定められています。

  1. 握り手で相手を殴ること。
  2. 相手の髪の毛をわざとつかむこと(つまり大銀杏をつかんだら反則負け)。
  3. 目またはみぞおちなどの急所を突くこと。
  4. 両耳を同時に両手で張ること。
  5. 前立褌(まえたてみつ)をつかみ、または横から指を入れて引くこと。
  6. 咽喉をつかむこと(喉輪の技はつかんでいるわけではないのでOK)。
  7. 胸や腹を蹴ること。
  8. 一指または二指を折り返すこと。

仕切りの時に力士が腰を下ろして柏手を打つのは、「武器は何も持っていない。ふんどし一丁で正々堂々闘う」と相手に示しているのです。

ちなみに、まわしがほどけて急所が見えてしまうと「不浄負け」となります。実際、昭和21年4月の京都準場所で、対戦中に、まわしが外れてしまって負けになった力士もいました。

「待ったなし」の時間とは?

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テレビで大相撲中継を観ていると、行司が「待ったなし」と力士に声をかけます。これはいったいどういう意味なのだろうか?

呼び出しが東西の力士の名前を呼び終わると、時計係の担当者が時間を計り始めます。それから幕下以下の場合は2分以内、十枚目の場合は3分以内、そして幕内の場合は4分以内に立ち合いを行わなくてはならないと、相撲規定に記されています。

時間制限が来ると、時計係りが指示を出し、呼び出しと行司が「待ったなし」と土俵上の力士に伝えます。制限時間後の立ち合いで両手を下ろした場合「待った」は認められないという事なのです。なお、それでも故意に「待った」をした場合には制裁金が科せられるとも記されています。

ところで、この制限時間がどのようにして決められたのかというと、実はラジオ中継の為だったのです。

大相撲中継は昭和3年からNHKによって放送されていますが、この時に、取り組みをなるべく午後6時までに終わらせたいという意向をNHKが相撲協会に伝え、それが了承されたのです。

土俵は狭すぎなんじゃないの?

相撲の取り組みを見ていると、力士が勢い余って土俵から転げ落ちて、頭や肩などを打ち、朦朧(もうろう)としている姿を見ることがあります。土俵の盛り土の部分をもっと広くすれば、力士が落ちてケガをする事も少なくなるのではないのでしょうか?

本場所の土俵の大きさは、上部が1辺5.7m、底部が1辺6.7mの、ともに正方形を重ねた台形です。土俵をあの様な形に作るのは、力士が倒れた時に、斜めになった土俵の斜面にクッションの役割をさせるためなのです。つまり、土俵はわざと小さく作られ、力士が簡単に土俵の外に落ちるようになっているのです。もし土俵を大きくすると、体はそのまま土俵面に叩きつけられるわけだから、今まで以上に体へのダメージは大きくなるのです。

ちなみに本場所の土俵の土には、「荒木田」といわれる東京都荒川区荒木田原で採れる土が使われています。土俵を作るのに使われているのは、なんと10トントラック4台分の土です。それを土俵の形に作るのは、呼び出しの仕事なのだそうです。

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