なぜホワイトハウスは白いのか?
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ご存知の通り、「ホワイトハウス」はワシントンDCにあるアメリカ大統領官邸の別称です。今や正式名称と言ってもいいかもしれません。
その名の通り、ホワイトハウスは真っ白に塗られていますが、建設当時から現在の様に白かった訳ではありません。
現在の場所に大統領官邸が建設されたのは、ちょうど1800年の事です。当時の大統領は、二代目のジョン・アダムス。当時の大統領官邸は白くなかったから、当然ホワイトハウスとは呼ばれず、単に「官邸」と呼ばれていました。
1812年、第二次独立戦争が勃発しました。そして、まもなく終戦という時に、大統領官邸は戦火に包まれ、大半が消失してしまいました。大統領官邸の再建作業が開始された時に、焼け残った部分をを隠す為に全体を白く塗ったのです。こうしてホワイトハウスが誕生したのでした。
ちなみに、ホワイトハウスという名前を便箋に印刷して世間に広めたのは、第26代大統領のルーズベルトでした。
シーサーは帝王切開で生まれた?
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帝王切開とは、産道からのお産がしにくい場合や、お産の進行が止まり、母子に危険が迫った場合に行われる緊急手術です。その手術がなぜ「帝王切開」と呼ばれる様になったのだろうか?
広く信じられているのは、ローマの皇帝ジュリアス・シーザーがが帝王切開で生まれたから、というものです。
しかし、最近ではシーザーが生まれた紀元前100年頃に、帝王切開手術が行なわれた可能性はないといわれている。なぜなら、18世紀のヨーロッパにおいてさえ、帝王切開の母親の死亡率は90%だったからです。
資料によって、シーザーの母親は54歳まで生きた事がわかっているので、この説は眉唾もののようです。
最近有力視され始めたのは、勘違い説です。帝王切開をラテン語で「sectio caesarea」といいます。このcaesareaをドイツ語に翻訳する時に、caesarと間違って記載してしまい、それを見た人がcaesar=シーザー=帝王とイメージしてしまい、「帝王切開」と訳してしまったというものです。
喪服が黒いのは万国共通なのでしょうか?
古代ローマでは喪服は黒でした。黒は闇の色だから不吉や死を意味する、と考えられており、黒服をまとうことによって、死者の霊が自分につくのを避けようとする恐怖心の現れでもあったようです。
しかし、中国では逆に白い色が来世での幸福を祈る色とされた為、葬式では白色の服を着ます。この影響か、日本でも明治半ば迄の喪服は白無垢でした。
ヨーロッパも中世の頃は白喪服でした。変わった所ではジプシーの赤い喪服(生命のエネルギーを意味する)などというものもあります。
所変われば品変わると言いますが、喪服も例外ではなかったようです。
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