夢で病気が治る?内気な人ほど、よく夢を見る?

夢で病気が治る?

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現代でも杖と蛇は医学のシンボル。古代ギリシアには、この杖と蛇に象徴された神様がいました。

彼の名は、アスクレピオス。紀元前6世紀ころから、千年以上にわたって信仰された、医学の神です。

アスクレピオスの神殿には、いかなる薬によっても治らなかった患者や、死を宣告された病人たちが数多く訪れました。彼らは、自分の身分に応じた捧げ物を献上し、体を清める儀式をしたあと、境内に据えられた寝台に横たわりました。

そしていよいよ治療がはじまるのですが、医者がいるわけでも、薬を与えられる訳でもありません。そこで病人たちが待っているのは、「正しい夢」の訪れなのです。

正しい夢には、癒しの神であるアスクレピオスが現われます。彼の本来の姿は、蛇を従え、ヒゲをはやしている男なのですが、夢の中では、若者になったり、犬や蛇などの動物に変身したりします。彼が病人の悪い部分、病気の原因となっている箇所に触れると、病人は、長らく患っていた病気が、即座に治ったことを感じるのです。

また、寝たきりで身動きのできない病人の場合は、代理人が神殿を訪れてもいいとされていました。代理人が夢を見れば、病人の体が回復したといわれています。

この神殿には、現在も三つの石柱が残っていますが、そこには病人たちが感謝の言葉や、治療された病気の例などが刻み込まれています。

ちなみに、夢治療がなされた神殿にある寝台は、クリーネと呼ばれていました。これが、現在、英語で治療院にあたるクリニックの語源にもなっているのです。

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内気な人ほど、よく夢を見る?

アメリカで、睡眠時間の長さと個人の性格について、興味深い実験が行われたことがあります。

まず、新聞広告で、普段から9時間以上眠る人と6時間以下の人を募集。400人の応募者のうち29人を厳選して、8日間、実験室で眠ってもらいました。その実験からわかったのは、睡眠時間の長い人は、レム睡眠が長いということです。

また、被験者の性格を心理テストなどで調べてみると、睡眠時間の長い人には苦労症、内向的、法律や社会秩序に対して非適応的、政治に対する不満が多い、物事にくよくよこだわる——- といった傾向が見られました。一方、睡眠時間の短い人には、外向的、自信家、自分の生活におおむね満足している、という特性が見受けられたということです。

レム睡眠は、まさに夢を見ている時の睡眠です。そこから考えると、内向的で苦労症の人ほど、夢を見る可能性が高いといえます。

もうひとつ、「どんなときに眠りが長くなるか」という調査を、500人の面接によって行ったところ、「失恋したとき」「仕事がうまくいかないとき」など、不安やストレスがある場合には、睡眠欲求が増す傾向にあるということが明らかになりました。

反対に、「おもしろい仕事をしているとき」「特に心配事もなく、万事うまくいってるとき」などは、短い睡眠でも苦にならないという結果が得られたそうです。

ストレスや不安があまりにも大きいものになってしまうと、眠れなくなってしまいますが、小さな心配や悩みがあるときは、人間の脳は深い眠りを要求するのかもしれません。

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