昨日の出来事が、今夜の夢の引き金になる。夢は脈絡なく場面展開するものです。

昨日の出来事が、今夜の夢の引き金になる

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たとえば独身女性であるあなたが、「アパートの自分の部屋が火事になった。あわてて逃げようと思ったら柱が倒れてきて、自分は死んでしまった」という夢を見たとしましょう。

その分析の一例は―――。

「あなたは、不倫か浮気をしている。そして、それを非難する友達には、『不倫であっても、愛し合っているなら別にいいじゃない?』と豪語しているが、内心はこのままで良いのかと不安。前日、不倫相手との束の間の逢瀬を楽しんだが、内心、本命の恋人にバレる前に、早く清算しなければと思っている」

という解釈が考えられます。

この場合、ミソになるのは、前日に浮気相手と会っているという点。夢はおもに、前日に経験したことを核とするストーリーとして展開されます。もちろん、願望充足するために夢を見るという原則があるので、まったく気にかけていない事を夢に見るというのは、あまりありません。

前の日、思うようにならなかったこと、なんとかしたいと思ったことが、さまざまな形に変化して登場するのです。前日の経験で思い当たる節がなければ、常日頃から気になっていた事が、前日の出来事によって誘発され、夢となって表れたと考えればいいでしょう。

前日に、別に山に行かなかったのに、山の夢を見たとすれば、あなたが山から連想するものを思い出してみてください。山で骨折したことがある人ならば、山→痛い→こわいところ、という連想が成り立ち、前日に経験した事の中で、痛かったりこわかったりした出来事に、思い当たるというわけです。また、人から、痛かったりこわかったりしたことを聞いて、それが記憶の中に残っていたとも考えられるでしょう。

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夢は脈絡なく場面展開するもの

夢には、接続詞がありません。まるでファンタジック・ノベルのように、自分だけにわかる時空間の飛躍をします。

小さいときの仲良しの女の子が、なぜか同じ会社で机を並べていたり、彼とデートをしていると思ったら、いつの間にか学校で勉強していたりするのです。夢の中での時間や場面の展開は、現実の問題を何かに置き換えて、無意識の世界でそれを解決しやすくする方便だと考えられます。

特に、小さい時の思い出・経験が題材になる場合が多いようです。現実そのものを題材にして、処理しようとするよりも、子供の頃や昔のことに置き換えるほうが、願望が充足しやすいのでしょう。いわば現在の問題を、過去の経験の応用問題として、とらえているのです。

子供の時のことは、誰しも一生引きずっていくものです。上司とうまくいかなかったときは、小さいときに親に怒られたり、先生に注意されたりした時の夢を見やすくなります。上司の理解を得られずに味わう気持ちは、親に分かってもらえなかったことと、ある意味では似ている部分があるからです。
だから、現在と過去と空想の世界を、縦横無尽に行き来できるのは、夢ならではの効用といえそうです。

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